ここでは高齢者の宅配食の選び方を紹介しています。企業によって異なる献立や素材、製造環境、料金面、その他付随サービスなどのどこを見ればよいかのポイントを中心にまとめています。
宅配食の市場規模は近年、右肩上がりに拡大、需要が伸びており、今後も高齢者世帯数の増加によりさらなる普及が見込まれています。(※)近年注文者が右肩上がりの宅配食には様々な種類があります。献立やメニュー、療養食、栄養価の詳細表示、そのたサービスの内容などポイントをチェックすると高齢者の生活に合った宅配食を選ぶ近道になります。自分に合った宅配食を選ぶことが楽しい食事の強い味方になり、健康への一歩となります。
※参照元【PDF】:厚生労働省「地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理の在り方検討会」
配食事業の動向等について(2016年7月発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/siryou3.pdf
高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント
「献立・メニューへのこだわり」について
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高齢者の宅配食の原材料や素材の安全性をチェックするためには企業のホームページやチラシなどを確認します。産地や育て方のこだわり、定期検査の有無、食品表示などについてのポイントをチェック。大切な人の大切な体に入るものだからこそ確認しておきたい内容をまとめています。
高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント
「原材料・素材の安全性」についてもっと詳しく
高齢者の宅配食の製造で気になることといえば、衛生管理ですね。衛生管理はHACCPのように多くの国や地域で行われていることもあれば、企業独自の衛生管理方法を励行しているところもあります。健康を守るための宅配食ですから、そこから体調を崩すことのないように衛生管理もしっかりチェックしましょう。
高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント
「製造・加工の環境」についてもっと詳しく
宅配食をはじめるにあたって大切なことのひとつが「試食」です。味だけではなく、彩りや食べやすさ、量など長く続けるにあたって確認しておいたほうが自分の好みに合ったものが見つかります。また、条件付きなら無料で試食できるところ、有料で何度でもお試しコースが頼めるところなど企業によって特色があります。
高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント
「試食はできるか」についてもっと詳しく
企業によってことなる料金設定はごはん付き、おかずのみ、定期コース、冷蔵、冷凍など条件によって異なります。また支払い方法も代金引換やクレジット決済、コンビニ決済など。注文方法も電話・ファックス・メール・ネットなど方法があります。注文者と支払者が異なる場合にも便利な方法を選択できるようになっています。
高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント
「料金と注文・支払い方法」についてもっと詳しく
日々のお弁当配達に合わせて受けられるサービスとして食料品や日用品の物販サービスや見守りサービスがあります。企業によって特色があり、有料・無料様々ですが、主にお弁当配達時の声掛けや安否確認や、万が一の時の緊急連絡など離れた場所で暮らす子供世代の不安んが軽減するようなサービスを展開しています。
高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント
「付加サービスの内容」についてもっと詳しく
管理栄養士・介護食士
健康運動指導士 村井 香枝さん
この記事の執筆者をご紹介
村井 香枝さん
管理栄養士・介護食士・健康運動指導士とし約20年の福祉施設での勤務を経てフリーランスの管理栄養士に転向。
「全世代対象の食育教室」「高齢者のための介護予防運動教室」の講師として行政を中心にご活躍中です。
専門(得意?)分野は「人を笑わせること」。難しい内容も噛みくだいておもしろおかしく、笑って免疫力を高めて帰っていただくのが村井さんの講演スタイルです。
※「高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント」「栄養バランスを考えた高齢者食と宅配サービス」
「高齢者に多い持病や症状と食事の注意点」のカテゴリを執筆いただきました。