付加サービスの内容

 

高齢者宅配食サービスとの連携サービスがある企業例

 

「生協」の物販、見守りサービス

生協ではお弁当の宅配や食品・日用品の配達を毎日同時間帯に行っています。配達員もいつも同じ顏で安心感があります。その性質を利用してお客様の異変に気付いた際に提携行政への連絡を行う「地域見守りサービス」を行っています。また、エリアによってはお弁当を配達した際の状況を離れた場所にいるご家族にメールを行うサービスもあります。事前登録が必要です。

「まごころ弁当」の安否確認サービス

お弁当配達時の安否確認はもちろんですが、お弁当を配達しない日でも要望があれば有料にて安否確認のみのサービスも提供しています。安否確認の回数は「昼だけ」「夜だけ」「昼夜2回」とご家族のご要望に合わせて行うことができるので非常に便利です。万が一、異変があった場合は事前に伝えておいた緊急連絡先に電話を入れてくれるサービスです。

「武蔵野フーズ」の見守り・管理栄養士の栄養相談サービス

お弁当を届けながらの声掛けや見守りを行い、日々の状態を確認しています。そして万が一の変化に気づいた際にはご家族やケアマネージャーに連絡を入れるサービスを無料で提供しています。また、おかず別の栄養表示の詳細をお弁当ともに配達したり、食事に関する疑問に対して食のプロ管理栄養士に相談に乗ってもらえるサービスも展開しているため、栄養管理にも◎ですね。

「ライフデリ」の安否確認サービス

あらかじめ配達担当店舗に安否確認の必要性を伝えておけば、配達時にもしもの事態を発見した場合、ご家族やケアマネージャーへの連絡を行います。また、週1回以上の定期利用の方には自動電話安否確認サービスを無料で提供しています。週1回以上の利用がない場合は有償となりますが、比較的低価格で曜日や時間を指定することもできます。確認できた内容をメールでご家族に送付してくれる便利なサービスです。

まとめ

宅配食を届けるタイミングを利用しての安否確認、また、お弁当を配達がないときにも安否確認サービスを受けられることは、離れて暮らす子供世代にとって目からウロコのサービスではないでしょうか?本来なら自分たちが親の面倒を見たい…という気持ちをもちながらの歯がゆい日々が少し緩みそうですね。配達店舗によってサービスを行っていないところもあるそうですので、まずは一度安否確認サービスが受けられるか確認をとってみましょう。


管理栄養士・介護食士<br>健康運動指導士 村井 香枝さん

管理栄養士・介護食士
健康運動指導士 村井 香枝さん

この記事の執筆者をご紹介

村井 香枝さん
管理栄養士・介護食士・健康運動指導士とし約20年の福祉施設での勤務を経てフリーランスの管理栄養士に転向。 「全世代対象の食育教室」「高齢者のための介護予防運動教室」の講師として行政を中心にご活躍中です。
専門(得意?)分野は「人を笑わせること」。難しい内容も噛みくだいておもしろおかしく、笑って免疫力を高めて帰っていただくのが村井さんの講演スタイルです。

※「高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント」「栄養バランスを考えた高齢者食と宅配サービス」
「高齢者に多い持病や症状と食事の注意点」のカテゴリを執筆いただきました。