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高齢者に多い持病や症状と食事の注意点

ここでは高齢者によくみられる低栄養や高血圧、腎臓病などに対する食事の基礎知識や生活・食事の改善点、各疾病に対応できる手軽に使うことのできる宅配食の紹介を行っています。

低栄養

高齢者が知らず知らずのうちに陥る低栄養は加齢に伴う食欲の低下だけでなく、栄養の偏りや食事作りが困難である環境など様々な要因が原因となって引き起こされます。それを解決するために栄養バランスのとれた宅配食があります。

高齢者の食事の注意点
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高血圧

高血圧は長年の食・生活習慣が引き起こすものであり、万病の元とも言われています。しかし、長年の習慣が招くものだからこそ、環境を変えることが苦手な高齢者の高血圧へのアプローチは難しくなります。減塩設定様々な宅配食を紹介しています。

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腎不全

一度壊れてしまうと細胞がもとに戻らない腎臓疾患は発見した時点より進行させずに長持ちさせることが大切です。しかし、塩分制限だけでなくステージによってはたんぱく質制限やカリウム処理、エネルギーの追加など食事療法は難しいのが難点。腎臓疾患用に開発された宅配食が味方になってくれます。

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糖尿病

患者数が非常に多い糖尿病はカロリー調整やバランスのとれた食事が血糖コントロールの要となります。しかし毎日毎食の食事作りは大変です。カロリーや糖質コントロールした宅配食なら自分の状態に応じた食事を選択することが可能です。

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骨粗しょう症

閉経後の女性に多い骨粗しょう症は進行すると骨折などのリスクが高くなります。カルシウムは吸収率が低いためしっかりと摂る必要がありますが、そのほかにもカルシウムの吸収や骨の強化のサポートとなる栄養素が必要。たくさんの食品を使った宅配食で骨を強化することができます。

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認知症(予防)

今の医学では認知症を治すことはできません。だからこそ予防が大切。栄養バランスの整った食事をとり、適度に動き、適度に休養する。ストレスをためない生活をするために、毎日毎食の食事でうまく宅配食を活用すると笑顔で暮らす時間が増えるかもしれません。

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噛む力が弱くなってきた

加齢に伴う咀嚼力の低下が今までできていた食事の妨げになるかもしれません。そんな時には残存機能を活かして食べられるものを探しましょう。ユニバーサルデザインフードや宅配食で咀嚼力に対応できるものなどがおすすめです。

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飲み込む力が弱くなってきた

嚥下が困難になると食事中の苦しさだけでなく、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。だからこそ、今の嚥下機能に合った食事の提供が必要です。専門家の意見や嚥下食ピラミッドを参考にして状況を把握し、難しい調理は宅配食に任せる…という方法もあります。

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管理栄養士・介護食士<br>健康運動指導士 村井 香枝さん

管理栄養士・介護食士
健康運動指導士 村井 香枝さん

この記事の執筆者をご紹介

村井 香枝さん
管理栄養士・介護食士・健康運動指導士とし約20年の福祉施設での勤務を経てフリーランスの管理栄養士に転向。 「全世代対象の食育教室」「高齢者のための介護予防運動教室」の講師として行政を中心にご活躍中です。
専門(得意?)分野は「人を笑わせること」。難しい内容も噛みくだいておもしろおかしく、笑って免疫力を高めて帰っていただくのが村井さんの講演スタイルです。

※「高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント」「栄養バランスを考えた高齢者食と宅配サービス」
「高齢者に多い持病や症状と食事の注意点」のカテゴリを執筆いただきました。