宅配食を取り扱っている企業はたくさんあって、料金設定も特色があります。ごはん付きのもの、おかずのみのもの、複数個のセット価格、お試し価格などお弁当本体の料金だけでも様々です。冷蔵か冷凍かによっても料金が異なる場合があります。
さらに配送料についてもチェックが必要です。配送料込み表示なのか、配送料は別だけれど〇食以上なら無料または割引対象であるのか、企業の指定エリア内だけが無料になる場合もありますのでチェックが必要です。
支払い方法も企業によって異なりますが、「代金引換」「クレジット決済」「コンビニ決済」の3パターンが多いです。代金引換の場合は代引き手数料がかかるかもチェックしておきましょう。また、クレジット決済の場合は「一括払い」のみの決済であることが多いです。コンビニ決済の場合は先払いの場合がほとんどで、配達希望日の数日前締め切りということもありますので、注意が必要です。
支払い方法としては選択肢が多いですが、配達先が高齢者宅、支払者が別の場所でお住まいのお子様になる場合は代金引換が困難となるでしょう。その場合はクレジット決済やコンビニ決済が向いているといえますね。
注文方法は電話やメール、ファックス、ネット注文などに対応している企業がほとんどです。一度申し込めば、断るまで配送が続く定期コースか不定期コースかによっても注文方法は異なる場合がありますので事前にチェックしておきましょう。また、冷蔵か冷凍かでも納品期間が異なるので注文前にチェックが必要です。また、企業の営業所からお弁当のみ配送される場合と他の物販サービスと並行してお弁当を注文する場合でも注文方法は異なります。
お子様世代ではネット注文が便利ですが、高齢者である親世代が自分で注文をする場合は無理なく注文できるツールを使用しましょう。その際、支払者が親であるか、お子様であるかを明確にしておきましょう。
料金設定や支払い方法、注文方法には非常に多くの選択肢がありましたね。親世代が自分で注文して受けとる場合や、子供世代が注文や支払いをして親世代がお弁当を受け取る場合、子供世代が注文して親世代が支払い、お弁当を受け取る、子供世代が注文して家族全員で食べる場合…様々なパターンがありますので各ご家庭の状況に合わせて便利に選択できるように選択肢を広げてくれているのですね。
管理栄養士・介護食士
健康運動指導士 村井 香枝さん
この記事の執筆者をご紹介
村井 香枝さん
管理栄養士・介護食士・健康運動指導士とし約20年の福祉施設での勤務を経てフリーランスの管理栄養士に転向。
「全世代対象の食育教室」「高齢者のための介護予防運動教室」の講師として行政を中心にご活躍中です。
専門(得意?)分野は「人を笑わせること」。難しい内容も噛みくだいておもしろおかしく、笑って免疫力を高めて帰っていただくのが村井さんの講演スタイルです。
※「高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント」「栄養バランスを考えた高齢者食と宅配サービス」
「高齢者に多い持病や症状と食事の注意点」のカテゴリを執筆いただきました。