骨がスカスカになってしまい骨折などのリスクが高くなる骨粗しょう症は閉経後の女性に特に多い病気です。骨粗しょう症の予防に有効とされるカルシウムは食事から摂取する必要があります。しかし、カルシウムは吸収されにくいという性質があるため、カルシウムの吸収を助ける栄養素を積極的に摂る必要があります。高齢者であればカルシウムは女性650mg、男性700mgが1日摂取量の目安となります。
ただし、カルシウムだけでは強い骨をつくることはできません。強い骨をつくるために活躍するたんぱく質やカルシウムの吸収・運搬を助けるビタミンD・ビタミンKなども合わせて摂るようにしましょう。また、適度な運動や日光浴なども強い骨を作るのに効果的です。逆に加工品やコーヒー・アルコールなど嗜好品は控える方がよいでしょう。
参照元:参考URL:厚生労働省e-ヘルスネット「骨粗鬆症の予防のための食生活」
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-007.html)
参照元:健康長寿ネット「骨粗鬆症予防の食事レシピ」(https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyou-shippei/hint-kotsusoshoushou.html)
骨粗しょう症を予防するための食事にはカルシウムだけでなく様々な食品をバランス良くとらなくてはなりません。日常の食事作りでなかなかそこまで手が回らない…という方には栄養バランスのとれた手間いらずの宅配食がおすすめです。
魚が中心の和食でおかずの品数が多く、一度にたくさんの栄養素をとることができます。おかずのみやごはん付きも選べて、ご飯込みでも600Kcalまでに抑えています。日替わりメニューで季節感もあり長く続けるのに向いているお弁当です。
参照元:宅配クック123公式サイト(http://takuhaicook123.jp/menu/popular/)
「健康美膳」魚介のおかずセットはおかずのみ平均266Kcalと食べすぎにならない量を提供しています。魚がメインで野菜やきのこが種類・量ともにたっぷりで量の割りに満足のいくお弁当です。あんかけや漬け焼きなど減塩でも薄味になりにくい調理方法をとっています。
参照元:健康宅配公式サイト(https://www.kenko-webshop.jp/products/detail.php?product_id=75)
「(厳選)栄養バランス気配り宅配食)」では国産の食材にこだわり、1食で10品目以上が摂れるように調整されています。おかずのみでカロリー300Kcal±20%ですが、様々な食品を摂ることで自然と栄養バランス摂れるようになっているお弁当です。
参照元:ウェルネスダイニング公式サイト(https://www.wellness-dining.com/shokai_M1.html)
宅配食を利用すれば手間をかけずによりバランスのとれた食事をとることができます。骨粗しょう症にならないように予防をするためにも、骨粗しょう症と診断されていない人でも日頃から栄養バランスのとれた健康的な食事を心がけましょう。万が一、骨粗しょう症と診断された場合はそれ以上進行しないようにかかりつけ医の指導のもと食事を選択するようにしてください。
管理栄養士・介護食士
健康運動指導士 村井 香枝さん
この記事の執筆者をご紹介
村井 香枝さん
管理栄養士・介護食士・健康運動指導士とし約20年の福祉施設での勤務を経てフリーランスの管理栄養士に転向。
「全世代対象の食育教室」「高齢者のための介護予防運動教室」の講師として行政を中心にご活躍中です。
専門(得意?)分野は「人を笑わせること」。難しい内容も噛みくだいておもしろおかしく、笑って免疫力を高めて帰っていただくのが村井さんの講演スタイルです。
※「高齢者向け食事宅配サービス選びのポイント」「栄養バランスを考えた高齢者食と宅配サービス」
「高齢者に多い持病や症状と食事の注意点」のカテゴリを執筆いただきました。